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大阪で一番有名な夏祭り 神輿、舟、花火が幻想的な天神祭

2019.06.22

大阪の夏の風物詩といえば「天神祭」。 毎年6月下旬から7月25日までの約1カ月間にわたり、さまざまなイベントが行われます。 特に7月24日の宵宮、25日の本宮には、130万人もの人で大変な賑わいです!

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その歴史、 なんと1000年以上!

東京の神田祭、京都の祇園祭とともに、日本三大祭のひとつと言われているのが天神祭です。なんとその歴史は1000年以上もの歴史があると言われています。すごい!古い!レジェンド! ちなみに、1000年前の世界って、皆さんは想像できますか? 日本ではこのような姿をしていた平安時代。色白で美しい肌、ふくよかなほほ、長くあでやかな黒髪が美人の条件だったそうです。さてさて、天神祭は時代に翻弄されながらも、受け継がれてきました。大坂夏の陣では吹田市の方へ避難したり…。江戸時代末期には長州征伐のために陸渡御、船渡御が中止になったり…。日露戦争や第二次世界大戦でも中止…。いろんな危機があったのですが、地元民の熱い思いに支えられ何度も復活! 天神祭は大阪天満宮に祀られている学問の神様・菅原道真公に大阪市内の繁栄を見ていただき、人々の健康や商売繁盛を祈願します。時代衣装による着物の行列や、豪華な船や神輿で大声をだすハッピ姿の人たちと日本らしい華やかさを見るのもこの祭りならではです。

菅原道真とは

ところで、皆さんは平安時代の貴族・菅原道真さんをご存じですか? この方、日本では知らない人がいない(はず)、超有名な歴史上の人物で、学問の神様として崇拝されている方です。 菅原道真さんは、子どもの頃から学問に秀でていました。やがて学者となり、時の天皇にも重宝され、それ故に他の貴族に妬まれ、最後は無実の罪を着せられた…、という人物なのです。 そんな菅原道真さんを祀っているのが大阪天満宮なのです。

受験シーズンには多くの受験者が訪れ、合格を祈願します!

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天神祭の見どころ!

見どころは何といっても7月24日の宵宮と、25日の本宮でしょう。 とその前に、23日には天神祭ギャルみこしが大活躍するので、こちらも注目です! とにかく元気!そして笑顔が最高!!そろいのハッピに身を包んだ女性たちが、約200kgもの神輿を担いで巡行していきます。祭は男のもの、なんてのは昔々のその昔の話。彼女たちの独特のメイクやヘアスタイルも楽しめます。 本宮では船渡御、陸渡御、そして奉納花火が行われます。 まずは陸渡御。 15時30分頃から大阪天満宮を出発した3000人もの大行列が、練り歩きます。その姿たるや、まさに豪華絢爛!神輿、騎馬、平安時代の貴族の乗り物などなどが、天神橋北詰までの道中を進んでいきます。
続いては船渡御の出番。 神輿を乗せた船が天神橋から出発します。何隻もの船が行き交い、だんじり囃子が響いて大盛り上がり!毎年100万人を超える人々が、川岸や橋の上から見守ります。 そして祭のクライマックスを飾るのは奉納花火です。 約100隻の船が浮かぶ大川のそばで、5000発もの花火が打ち上げられます。大阪のビル群の光に囲まれながら、大輪の花を咲かす花火はとっても幻想的。 これはもう必見。ぜひ見てほしい!

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どこから見る? 最寄り駅は?

天神祭を見たいなら、Osaka Metroの谷町線天満橋駅や谷町線・堺筋線南森町駅がおすすめの最寄り駅です。 そうそう、天神祭では「大阪締め」という大阪ならではの手締めを見ることができます。 リズムは 「打ちま~しょ!」 チャンチャン 「もひとつせ~!」 チャンチャン 「祝おうて三度!」 チャチャン チャン ぜひしっかりと覚えて、手拍子が合うと祭に参加している感じがしますよ! 当日は大変な混雑が予想されますが、大阪の夏を彩る一大イベント。ぜひ、見に行きませんか?

天神祭

[日時] 6月下旬~7月25日(木) ギャルみこしは7月23日(火) 陸渡御、船渡御、奉納花火は7月25日(木) [場所] 大阪天満宮、大川周辺 [Webサイト] http://www.tenjinmatsuri.com/