SPECIAL
Now! Osaka

大阪・関西万博レポート、圧巻の1日
大迫力のガンダム、スーダン館、サントリーカフェは必見!
留学生シャイマー編part1

2025.07.18

大阪留学生シャイマーが体験!大阪・関西万博レポート【part1】

このたび大阪・関西万博を留学生代表として、ショーンと一緒に巡ることになったスーダン出身のシャイマーです。日本に来てから5年、大学では医療生物学の研究をしています。今回の取材の話を聞いたとき、念願の万博に行けるチャンスだと思って大喜びしたわ。幼いころから日本のアニメが大好きで、この万博では私の知っているアニメヒーローも大活躍しているから、いっそう期待に胸が高鳴る!そんなシャイマーの大阪・関西万博体験、いよいよスタートです!

今回は体験の感想をpart1、part2の2回に分けてお届けするわ。part1では、私の故郷「スーダン共和国」のパビリオン、アニメファンとして絶対に外せない「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」、そしてお昼に訪れた「SUNTORY PARK CAFE(サントリーパークカフェ)」でのリラックスしたひとときをご紹介するわね。

01

安全面や対応が素晴らしい関西万博

大阪・関西万博へ「夢洲駅」で待ち合わせ

朝は8時半に、友人のショーンと「夢洲駅」で待ち合わせ。
大阪・関西万博を心から楽しんでほしいという思いが、駅の案内や動線の工夫からも伝わってくる。夢洲駅からの安全面への配慮や対応も素晴らしかったよ。おかげで、朝からテンションは常にマックス!楽しみで仕方がない!そんな気持ちが、すでにこの旅の始まりを特別なものにしてくれたわ。

02

コモンズ-Dのスーダン共和国館!
私の国を知ってほしい

「コモンズD館」スーダン共和国

さあ、まずは私の出身地スーダンパビリオンへ。今回、スーダンパビリオンは単独ではなく、いろんな国が集まる「コモンズD館」に入っているのよ。コモンズD館は、アフリカ・アジア・中南米など、世界の“知られざる国々”が集まるパビリオンだね。

「コモンズD館」スーダン共和国

やっぱり故郷の人に会うと、アラビア語で話せてとっても嬉しいわ。ショーンにスーダンのことを知ってほしくて、「スーダン共和国ってどこにあるか分かる?」って聞いてみたの。北東アフリカに位置して、アフリカでは3番目に大きな国。日本の面積5倍を誇る広大な土地には、実はエジプトよりも多くのピラミッドが点在している。そして、あの世界一長い川であるナイル川も、スーダンを悠々と流れているのよ。会場にある「SUDAN」の大きな文字のオブジェに水が流れているのは、その象徴だと思うわ。

03

スーダンパビリオンの展示は?
伝統的な楽器の数々

「コモンズD館」スーダン共和国の展示品

こちらの伝統の太鼓、叩いてみて。スーダンには豊かな民族音楽の伝統があって、太鼓はその中心的な楽器。いい音でしょ?感情をリズムに乗せて伝えるための大切な手段。結婚式やお祝いの場では、歌や踊りとともに太鼓の音が響き渡り、人々の心をひとつにするのよ。

「コモンズD館」スーダン共和国の展示品

これは、日本でいう木琴みたいな木の楽器で“バラフォン(Balafon)”って言うの。温かみのある音が魅力的なの。

「コモンズD館」スーダン共和国の展示品

この椅子はスーダンの伝統的な木彫り工芸。象を彫っているよね。動物をモチーフにした彫り物が多いのは、自然と密着した暮らしの中で、動物が身近だったから。象は知恵と長寿の象徴なのよ。

スーダン共和国と日本のピンバッジ

まずは「スーダン」という国があることを、もっと多くの人に知ってほしい!日本からは遠いけれど、食、言語、伝統、衣装など、そのすべてに豊かな多様性が息づいている。私にとってとても愛しい故郷だわ。

今回のパビリオンでは、スーダンの魅力の一端が紹介されていたけれど、本当は民族衣装や織物の展示もあるはずだった。残念ながら、まだその展示は整っていないようで、少し寂しさも感じる。でも、それだけに、次に訪れるときの楽しみが増えるね。それが加われば、スーダンの文化がもっと鮮やかに、もっと深く伝わるはず。だからこそ、ぜひまた来てほしい。

「コモンズD館」スーダン共和国のお土産店

スーダンパビリオンのお土産屋さんもとっても面白いわよ!
猫モチーフの置物が可愛いと評判で、自慢の革製品もたくさん並んでいるから、ぜひチェックしてね。

コモンズ-D スーダン共和国 の基本情報

場所:大阪・関西万博 会場内 セービングゾーン S14
テーマ:豊かな遺産と未来のイノベーションの地
所要時間:30分程度
予約:不要

04

ヴィーガン・ハラールでも安心、
癒やしのSUNTORY PARK CAFE(サントリーパークカフェ)

SUNTORY PARK CAFE(サントリーパークカフェ)入り口

私はイスラム教を信仰していて、その教えに従い、ハラール食材しか食べません。ショーンに調べてもらって、入ったのが西ゲート方面に近い「SUNTORY PARK CAFE(サントリーパークカフェ)」。早めの時間帯に行ったことで、ラッキーなことにすぐ入ることができたわ。

SUNTORY PARK CAFE(サントリーパークカフェ) 店内風景 SUNTORY PARK CAFE(サントリーパークカフェ) 店内からの風景

店内はグリーンが多く広々とした開放的な空間で、公園のようなデザインも納得。テラス席からは、巨大な大屋根リングと海のパノラマビューが広がっている。とても自然を感じられて、“水と生きる”のキャッチコピーがぴったり。さすがサントリーさん!

05

話題の3Dミャクミャクレモネードに
ボリューム満点のホットドッグ

SUNTORY PARK CAFE(サントリーパークカフェ)の「ミャクミャクレモネード」

ここに来たら話題の「ミャクミャクレモネード」を頼まないとね。こちらはサントリーが開発した最先端の3Dフードプリンター「Lidris(リドリス)」を活用し、レモネードの中に「ミャクミャク」のイラストを描いた、未来感あふれる大阪・関西万博ならではの特別メニュー。レモネードの中に、専用機械でミャクミャクがオレンジ風味のラインで描かれるの。線画のミャクミャクもとてもキュート!甘すぎず、暑い日にぴったりの柑橘系の味だね。

SUNTORY PARK CAFE(サントリーパークカフェ)の「神戸牛コロッケドッグ」

メインも食べなきゃ。ショーンは大きなホットドッグと迷っていたけど、神戸牛コロッケドッグを選択!サクサクの衣に、旨みたっぷりの神戸牛がぎゅっと詰まっていて、見た目も味も大満足の一品だったみたい。

SUNTORY PARK CAFE(サントリーパークカフェ)の「大豆ミートボールカレードッグ」

私はもちろん、大豆ミートボールカレードッグ!ヴィーガン料理としての気遣いもあって、安心できる嬉しいメニュー。スパイシーなカレーと大豆ミートの相性が抜群だったわ。

SUNTORY PARK CAFE(サントリーパークカフェ) 店内

素敵な空間でゆったりとできて、大満足のランチに。早めの時間だと混雑も少なく、穴場でとてもおすすめだね!

SUNTORY PARK CAFE (サントリーパークカフェ)の基本情報

提供事業者:サントリーホールディングス
場所:大阪・関西万博会場内 ウォータープラザマーケットプレイス西1階
主なメニュー:ホットドッグ (全6種類)、サントリー天然水のかき氷 (苺みるく、抹茶みるく)、BOSSオリジナルコーヒー、ミックスジュース、万博限定ビールなど。
営業時間:10:00~20:30(LO19: 30)※変更の可能性あり
定休日:不定休 ※変更の可能性あり
座席数:約150席
事前予約の有無:事前予約はできません
テイクアウト:可能
離乳食・介護食の持ち込み:可能
提供時間目安:約10分~20分
※提供時間は目安です。天候や混雑状況によって変動します。

06

未来を考える!
圧巻のGUNDAM NEXT FUTURE PAVILION!

「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」実物大ガンダムと写真撮影

西ゲート方面に、見えた瞬間に思わず感嘆の声をあげて、テンションが爆上がりなのが、そう、ガンダムよね!なんて大きくて、美しい造形なんでしょう。高さ17メートルもあって、片膝を立てて腕を上げているポーズのりりしいこと。こんなに大きなモビルスーツだったのね。

「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」実物大ガンダム

よく見ると、胸部ダクトなどから水蒸気が噴き出る演出があり臨場感たっぷり!まさに関西万博の象徴的な存在でもあるわね。ショーンと一緒に、まずは記念撮影!万博に来た人、全員が写真を撮っていると思うわ。

「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」館内

一番楽しみにしていた「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」へ、いよいよ入場ね。入口で冊子をいただいて、複数のモニターでこれから体験する世界観を把握します。もう館内が、あのアニメ『機動戦士ガンダム』の世界じゃない⁈ これからの未来にあり得るかもしれない宇宙生活を思うと、ワクワクが止まらないわ。

「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」館内

次の部屋へ移動すると、大きなモニターに案内役のロボットキャラクター“イークス”と“ポー”が登場。なんとこのロボットたちの名前、「二人合わせて、EXPO(EX=イークス、PO=ポー)!」なんですって。ユーモアのあるネーミングも素敵よね。

ここは「宇宙世紀」という時代設定で、「夢洲ターミナル」から軌道エレベーターに乗って、宇宙ステーション「スタージャブロー」へ向かうというストーリー。軌道エレベーターは全部で5基あって、そこに分かれて乗り込みます。
さあ、心の準備はOK。「シャイマー、行きます!」とあの有名なセリフを言ったら、ショーンがしっかり頷いてくれたわ。

「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」館内 軌道エレベーター

軌道エレベーターは円形の空間で、頭上と四方のモニターに映し出される景色は、大阪の風景から始まり、宇宙の景色へと目まぐるしく変化。スピード感あふれる映像と床の振動演出で、まるで本当に上空36,000キロメートルを駆け上がっているような錯覚に!ライブ感たっぷりの体験だわ。

「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」館内 宇宙ステーション「スタージャブロー」 「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」館内 宇宙ステーション「スタージャブロー」

そしていよいよ、宇宙ステーション「スタージャブロー」に到着。みんな無事に到着できたようで、窓から見える宇宙の景色にうっとりしていると…来た来た来たわ!ガンダムの宿敵“ジオング”が!!激しい戦闘が始まり、ここは危険ということで、次のフェーズへと進んでいくよ。

しかし、とても凝っている室内。ガンダムの世界観へのこだわりが細部まで行きわたっている。さすがのバンダイナムコさん!素晴らしいです。

「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」館内 緊急退避ポッド

緊急退避ポッドへ到着!頭上と四方すべてが窓になっているため、宇宙で何が起こっているかがよく分かるわ。ああ、我らのガンダムが登場!ジオングとの戦闘が始まり、その映像がとても美しく、音響も加わって大迫力!戦闘に合わせて足元が振動するものだから、思わず声が出てしまった。

ラストシーンは美しく…、私たちへ投げかけるガンダムの語りがジーンと心に染みたわ。ぜひ、会場で体験してほしい!

07

体験の後には、
実物大ガンダムと写真撮影も忘れずに!

「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」実物大ガンダムと写真撮影

出口を出ると、実物大ガンダムのカッコイイ後ろ姿がお出迎え!!
パビリオンを出て、改めてガンダムを見ると、ここにガンダムがいる理由がわかって愛しさが倍増!思わず「ガンダム!私たちを守ってくれてありがとう!」と叫んでしまったわ。約50分間、興奮しっぱなしの大満足パビリオンでした。後ろ姿とガンダムの真下で写真を撮ることも忘れないでね。

「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」は大阪・関西万博では珍しい、体験型アトラクションのよう。噂通りのガンダムの世界観にどっぷり浸れて、ガンダム好きにはたまらないはず。でも、ガンダムを知らない人でも、現実に進行中の宇宙計画を知ることができて、十分に楽しめると思うわ!

GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION(ガンダムネクストフューチャーパビリオン)の基本情報

開発:株式会社バンダイナムコホールディングス
場所:大阪・関西万博 会場内 西ゲート近くのフューチャーライフゾーン
360度映像、イマーシブサウンド、床振動、ARデバイスを駆使し、宇宙での暮らしや未来の科学技術など、ガンダムシリーズの壮大な世界観を全身で没入体験できる
所要時間:約50分
実物大ガンダム像の公開時間:9:00~22:00
※実物大ガンダム像の観覧に予約は必要ありません。
パビリオン体験:10:00~21:00(最終入場20:10)約12分ごとに入場
※パビリオン体験には、必ず事前予約か当日登録が必要です。
チケットの予約・抽選の詳細:https://www.expo2025.or.jp/tickets-index/reservation/
当日予約枠の開放時間:
●12:00~
●15:00~
●17:00~
●19:00~
※時間帯については、前後することがありますので、ご了承ください。

紹介したスポット

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)

[アクセス] Osaka Metro中央線 夢州駅すぐ
[営業時間] 2025年4月13日(日)〜10月13日(月)/ 184日間