日本の夏の風物詩、ラムネの魅力


2022.08.19

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Written by: リナ(rina)

● ラムネとは?サイダーとの違いは?

暑い夏がやってきた!こんなときは、爽やかで冷たいラムネが飲みたくなるなぁ~。
そこで今回は、日本の夏の風物詩ともいえる、ラムネの歴史や種類、開け方などを紹介します♪

そもそもラムネとは何?という人にこれまでの歴史をご説明。
ラムネが日本に伝わったのは、1853年の黒船来航のとき。イギリスから「炭酸入りレモネード」として日本にやってきたそうです。このときは、まだ瓶にビー玉で栓をしてあるタイプではなく、コルクで栓をしていたんだそう。

1865年に日本で初めてのレモネードを製造し「レモン水」として販売。しかし「レモン水」という名前は広まらず、「レモネード」がなまった「ラムネ」という呼び名が定着しました。
まさかラムネの語源は、レモネードだったとは!驚きです。

そして、1887年にイギリスからビー玉入りのラムネ瓶が輸入された後、国産の玉入りラムネ瓶が製造されるようになります。1892年には玉入り瓶にとって代わる、王冠の栓がアメリカで誕生しました。1900年には日本にも王冠が輸入され、1904年に王冠使用のサイダーが登場します。
そのため、王冠の瓶をサイダー、玉入り瓶をラムネと呼ぶようになりました。
サイダーとラムネの違いってなに?と思っていたけど、見た目で呼び方が変わるんですね~。現在は玉入り瓶がラムネ、それ以外がサイダーに分類されるんですって。なるほど!

この玉入りのラムネ瓶を使っているのは、いまでは日本とインドだけなのです!
イギリスから伝わったラムネは、子供から大人まで愛される、日本の国民的ドリンクとなりました。そして、近年はビー玉入りの瓶がおもしろいと世界各国でも愛されています♪

● 変わり種も!?ラムネの味の種類

日本のみならず世界中で愛されるラムネ。その世界シェアNo.1のメーカーが大阪にあるって知っていました?大阪市都島区に本社と工場を構える、「ハタ鉱泉」です。なんと1日の生産本数は約55万本、45か国以上に輸出しているんだそう!ラムネだけでなく、シャンメリーやよいこの泡びぃ~などさまざまな商品を取りそろえている会社。スーパーなどで見たことがある人もいらっしゃるのでは?

そんなハタ鉱泉のバラエティ豊かなラムネの種類をご紹介します♪定番のラムネから、変わり種のラムネまであるので、ぜひ飲み比べしてみてください。

ラムネ 瓶ラムネ

定番のラムネ味。どの味にするか迷っている人は、まずはこれを飲んでみて。

ハタ鉱泉 定番のラムネ

瓶ラムネ イチゴ味・メロン味・パイン味・ブルーベリー味

いろんなフルーツのフレーバー。カラフルでかわいくて、並べたくなるラムネです。

ハタ鉱泉 瓶ラムネ フルーツ味

瓶ラムネ 抹茶ラムネ

外国人にも人気!京都・宇治抹茶を贅沢に使用した抹茶味のラムネ。しゅわしゅわの抹茶、さわやかそうだなぁ~。

ハタ鉱泉 瓶ラムネ 抹茶味

ペットラムネ たこ焼き風ラムネ

大阪名物、たこ焼き風味のラムネ。…ってどんな味やねん!?ソース風味ってなっているけど、ラムネと合うの?ぜひ一度飲んでみたい。

ハタ鉱泉 ペットラムネ たこ焼き風

ペットラムネ キムチ風ラムネ

ピリ辛テイストのキムチ風味のラムネ。真っ赤でいかにも辛そう!

ハタ鉱泉 ペットラムネ キムチ風

瓶ラムネ ハタ瓶ラムネJAPAN

日本のお土産にぴったり、京都・富士山・寿司のパッケージのラムネ。

Alt:ハタ鉱泉 瓶ラムネJAPAN

瓶ラムネ 桜デザイン

見るだけで美しい、日本の桜デザインのラムネ。

ハタ鉱泉 瓶ラムネ 桜デザイン

● ラムネの開け方と飲み方、ビー玉の取り方

ラムネの醍醐味といえば、やっぱり開ける瞬間!これを楽しみたくて、ラムネが飲みたくなるんだよね~。
ラムネを飲んだことがない、上手に開けられないって人のために、ラムネの開け方と上手な飲み方、そしてビー玉の取り方を紹介します。

※今回紹介するのはハタラムネのスクリュー栓タイプですが、打ち込み栓タイプもあります。詳しくは、こちらをご参考ください。
https://www.hata-kosen.co.jp/pages/43/?1658477697

【ラムネの開け方&飲み方】
① ラムネのキャップについているシールをはがします。

② キャップの上についている、玉押しからリングを外します。

③ 玉押し(突起のある方)を容器の口にのせます。

④ 玉押しを手のひらで下方向に向かって押し、ビー玉を落とします。このときすぐに玉押しを外さず、約5~6秒ほど強く押さえたままにし、炭酸ガスが落ち着くのを待ちましょう。
※炭酸が噴き出ることがあるので、近くに布巾などを用意しておくといいです!

⑤ 玉押しを外したら、ラムネを飲みましょう!
瓶のままラッパ飲みしてもよし、グラスに移してもよし◎

★瓶のまま飲むときの上手な飲み方
ラムネ瓶のくびれの上にある、2つのくぼみを下にして飲みましょう。くぼみの間にビー玉がひっかかるので、ビー玉で容器の口が塞がれることがなく飲めますよ。
(これ考えてくれた人すごい!!めっちゃ快適にラムネが飲める)

開け方の動画はこちらをチェックしてください。

【ビー玉の取り方】
① ラムネを飲み終わったら、キャップを時計回りに回すと外れます。
思ったよりも力を入れずに簡単に回りました!

② あとは中からビー玉を取り出します。
まん丸できれい~✨ビー玉からのぞく世界は逆さまに見えて、不思議だなぁ。ずっと見ていられる!

【注意点】
※ビー玉を取り出せるのは、キャップが逆ねじ式になっているスクリュー栓タイプです。キャップを瓶にはめ込んでいる、打ち込み栓タイプはキャップが取り外せないため、ビー玉を取り出すことができません。無理にキャップを外すことは危険ですので、絶対にキャップを外さないでください。
※ハタラムネは、スクリュー栓タイプは玉押しの色がピンク、打ち込み栓タイプは玉押しの色が緑、透明となっています。

● お土産にラムネ!みんなで飲んで楽しもう♪

大人になって久しぶりに飲んだラムネ。しゅわしゅわの炭酸が口の中ではじけて、暑い夏をひんやりさせてくれました。ビー玉を落とすときとのワクワク感もやっぱり楽しい♪これぞ、夏の風物詩だね。
他にもいろんな味のラムネがあるって知ったから、今度は飲み比べをしてみたいです!
大阪ならではの、たこ焼き風味にもチャレンジするぞ☆

日本では、夏の時期になるとスーパーなどでラムネが並んでいるので、お土産にもぜひ買って帰ってください。また世界中に輸出されていますので、あなたの住んでる街でもラムネを見かけることがあるかも!?
友だちや家族でわいわい楽しみながら、ラムネを飲んでみてください♪