the Carnivorous Plant Exhibition 2020 at the Sakuya Konohana Kan

咲くやこの花館「虫を食べる植物展」
奇妙キテレツ?!食虫植物に会いに行こう!

2020.07.31

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Written by: はやみっち(はやみっち)

● 2021年も開催中!

咲くやこの花館で開催される、毎年大人気の展覧会「虫を食べる植物展」。今年も7月3日(土)~9月26日(日)まで開催されています。
イベントの詳細はこちら
https://metronine.osaka/event/carnivorous-plant-exhibition/

このブログでは、昨年のイベントの様子を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。(展示内容やイベント詳細は異なります)

● 毎年人気のイベント「虫を食べる植物展」

Osaka Metroの駅で見かけたおしゃれなポスターがずっと気になっていました!
「虫を食べる植物展」。
夏休み前の子供たちを連れて行ってきました。
男子はきれいな花より面白い植物が好きなので、大喜び(^^♪

咲くやこの花館 虫を食べる植物展ポスター

咲くやこの花館の入口にある池には蓮や睡蓮がいっぱい咲いています。

これ、葉っぱに子供も乗せられるっていう、オオオニバスだ!
乗ってみたいね~

● 日本最大級の温室でLet’s!植物観察

今日は職員の大石さんに案内していただきました。
順路に沿って、さっそく熱帯雨林から。
暑くて湿気たっぷりの空気が、本当の南国っぽいね!

わっ!ラーメンみたいなのが入っている?! 「パナマソウ」というらしい。なんだこりゃ!
たった1日しか咲かない花に出会えたのはラッキーでした。

いかにも熱帯のジャングルとかにありそうな奇妙な形に蛍光色カラー。
それにしても、ほんとに変わった植物ばかり。

熱帯ゾーンにも今日のお目当て、食虫植物がありました。

巨大なボトルみたいな「酔っ払いの木」。大きい!!
はるばるアルゼンチンからやってきたそう。

高山植物の部屋はとっても涼しい!
熱帯やサボテンとかがある乾燥地の部屋はめちゃめちゃ暑かったので、ホッとしました。笑
水辺にもこんな食虫植物がたくさん生えています。
食虫植物って熱帯のジャングルに生えているイメージだったけど、どちらかというと温帯から寒冷地にたくさん生息しているんですって。

● 奇妙な食虫植物がいっぱい♪ネペンテス

二階の通路から見ると広場の真ん中にでっかい「ネペンテス(ウツボカズラ) 」が…
さあ、メインの展示エリアに到着です。

いろんなサイズの袋をぶら下げたネペンテスたち。たくさんの種類があるのですね!
ゆらゆらぶら下がって、なんだか涼しげです。

しかし、なかなか面白い形だよね~。… ちょっとグロテスク。
袋の上部はロウを塗ったみたいにツルツルで、蜜に誘われた虫がこの袋にツルンと落ちてくるのを待っています。
袋の中は消化液が溜まっていて、袋に落ちた虫は哀れにも溺れて消化されちゃいます。
動けない植物が動く虫を捕らえるために考え出したすごい作戦!
感心します。

中に虫が入っているかな~?
大石さんに特別に見せていただきました。

いた~!😱
かわいそうな虫が溺れています…
これから消化されて食べられているかと思うとちょっと気持ち悪い…(笑)
でっかいネペンテスだとネズミなんかを食べることもあるそう。
うっ、それはほんまに気持ち悪い…

同じ株でも上の方についている袋と下の方についている袋ではちょっと色や形が違うものも。
地を這う虫をターゲットにしているものと、飛ぶ虫をターゲットにしているもの。
すごい賢い!なんて策略家なのでしょう。

食虫植物と言えばこの「ハエトリグサ」。
この開いた葉っぱでパクっと虫を捕まえちゃいます。でもこれもすごい仕組みが。
葉の中に感覚毛があって、そこに2か所以上触れると葉が閉じるんですって。
1回触れるだけなら雨粒かもしれないため、2回触れることで生き物と認識。それまで動かないそうです。
ハエトリグサは葉っぱを閉じるのに、とてもエネルギーを使っていて、10回くらい閉じると枯れてしまうらしい。

子供たちツンツンしたくて、うずうずしているな。
だめだよ~。触っちゃ。
気持ちはわかるけど…笑

「食虫植物のわな」っていう絵本の挿絵も展示されています。
あらあら、グロテスクで不思議な食虫植物の世界にハマっていったかな。

ハエトリグサにハエがパクっと食べられている動画にくぎ付け~

● 楽しいイベントや企画も盛りだくさん

本当にいろんな面白い植物があるものです。
それぞれ生きるためにいろんな方法を編み出して、その結果、その方法にそなわった形になり、しゃべらない、動かない植物にもなんか意識があるみたい。
食虫植物は必死で虫を捕らないと枯れちゃうのかと思ったら、ちゃんと根っこから養分を吸い取っているので大丈夫らしい。
食虫植物にとって、虫はおやつ的な感じ?それも面白いよね。

今回は職員の大石さんに植物のいろんな面白いお話していただいて、不思議と思ったことがわかりやすく、理解できました。
新型コロナウイルスの影響で人数や回数の制限があるそうですが、アテンダントの説明を聞きながら植物観察もできるそうです。定員や時間など問い合わせてみてくださいね。

またこの「虫を食べる植物展」はこれからもいろんな催しが予定されています。
食虫植物観察会や育て方教室、プラバンなどのワークショップなど夏休みに子供と楽しめるものがたくさん。
ホームページをチェックして出かけてみてくださいね。

咲くやこの花館 「虫を食べる植物展2021」のイベント詳細はこちらをチェック!
https://metronine.osaka/event/carnivorous-plant-exhibition/

紹介したスポット

咲くやこの花館

[アクセス] 「鶴見緑地駅」1号出口から徒歩約10分
[営業時間] 10:00~17:00(最終入館は16:30)
[定休日] 月曜日(休日の場合は翌平日)、12月28日~1月4日

N26

鶴見緑地