大阪旅の新提案「長居公園でチルする」
最旬グルメ＆スイーツに自然を感じるプチ冒険も！

● ハードな旅行に、気ままな「チル旅」のススメ

旅行中は毎日朝から晩まで予定がいっぱい。繁華街やテーマパークを歩き回る日が続くと、けっこうハードですよね。だから私は合間に「公園でのんびりする日」を作ります。心身共にリフレッシュする「1dayチル旅」って感じ。

「チル旅」って知っていますか？「チル」は「くつろぐ」「落ち着く」などを意味する言葉で、特に若い世代のあいだで使われています。のんびりしながら楽しく過ごすことを「チルってる」「チルする」なんて表現します。「チル旅」は特に目的を決めず、その土地や人々の空気を感じながらゆっくりと穏やかな時間を過ごす旅行スタイルのこと。振り返ると、とても思い出深かったりするんですよ。

大阪市内でのチルにおすすめなのは、2022年夏にリニューアルオープンした長居公園。

広々として、とってもきれいな公園です。リニューアル時に出そろった、おいしいグルメもたくさんご紹介します！

● 抜群のアクセスと長居公園の高いスペック

まずはアクセスの良さ、抜群です！ Osaka Metro御堂筋線・長居駅3号出口の目の前が入り口です。

わ～い。Osaka Metroの出口が、ほぼ長居公園の入り口だ♪そして、入ってすぐにスイーツショップやカフェが出現。

え、公園だよね。いったいどんなところなの……？その驚くべきスペックをご紹介します。

サッカーW杯などの国際大会も行われるスポーツ施設の数々

陸上競技場、スタジアム、スケートボードパーク、相撲場など一流のスポーツ施設があります。園内の長距離走路はランナーに大人気。レベルを問わず常に健康的な空気があふれています。

景観の美しい植物園や、恐竜の化石が充実した博物館もある

大きな池を取り囲む大阪市立長居植物園、恐竜の化石が見どころの大阪市立自然史博物館、アスレチックや遊具、手ぶらでBBQ が楽しめるエリアもあります。

東京ドーム約14個分の総面積で、スポーツや自然、アート、食がそろった、大阪を代表する総合公園なんです。

● オリジナル素材に注目！ヤンマー直営レストラン

長居公園には、公園の入り口付近を中心に、レストラン、カフェ、スイーツショップが並んでおり、多彩なグルメがそろっています。たっぷりグルメを満喫したので、レポートしますね。

■YANMAR MARCHÉ NAGAI（ヤンマーマルシェ長居）
大阪の企業・ヤンマーグループ直営のレストラン、YANMAR MARCHÉ NAGAIでは地元の新鮮野菜を使ったメニューをバリエーション豊かに展開しています。

公園散策時のお供におすすめなのが、バゲットサンド。

「柔らかローストポークと彩り野菜の自家製サルサソース バジリコのフレーバー（1,400円）」。冬でも日差しが心地良い時間は、園内でテイクアウトして食べると気持ちいい！ 口当たりの良いローストポークに、ツブツブ野菜の食感とやさしい酸味がマッチ。「自家製のレモネード with もりもりミント（600円）」と一緒にさわやかにいただき、エネルギーチャージしました。

店内では、14:00まではフードメニューにドリンクバーが付いていてとってもお得。ランチにぴったりのメニューがたくさんありますよ。ゆっくり過ごすなら、ナイトタイムもおすすめ。自家製レモンシロップを使ったカクテルなどオリジナルドリンクが充実しています。

進化系ビアカクテル、「完熟トマトのRED・アイ（800円）」で乾杯♪ミニトマトの果肉も入っています。ビールのほろ苦さとトマトのフレッシュさがバランスよく、グイグイいけます！

一緒にオーダーしたのは「ふわっふわ！鮮魚のFISH&CHIPS（850円）」と「お米と三彩野菜の冷たい［3Cup］ポタージュ（550円）」。

「FISH&CHIPS」は白身魚のフライのふわふわ食感にびっくり。カリッとした衣とのコントラストが楽しめます。
ポタージュは、ヤンマーの独自素材「ライスジュレ」を使用。とろみ付けに使うライスジュレは、国産米と水だけでできたグルテンフリー、無添加の食品素材です。カボチャ、ジャガイモ、エダマメの濃厚なうまみがトロリと体を流れていきました。

フード、ドリンク、スイーツ、オリジナリティあふれるメニューがそろい、さまざまなシーンで訪れたくなるレストラン。ガラス越しに見える公園の風景が、心も満たしてくれます。

● 産直野菜がたっぷり味わえるキッチン&マーケット

■OSSO MARKET&KITCHEN（オッソ　マーケット＆キッチン）
やわらかな陽光が差し込むOSSO MARKET&KITCHENの店内。大阪産が中心の珍しい野菜や全国のこだわりの調味料などが並ぶマーケットと、その野菜を使って調理するキッチンが併設されています。

ローカルな調味料など、ハイセンスなお土産をGETできます。見れば見るほど気になるものばかり。こういう出会い、楽しいですよね。

「OSSOバーグ プレート（900円）」。ハンバーグがめっちゃ大きい！ 野菜もご飯もたっぷり入っていてとってもお得です。ハンバーグの上はチーズ、エリンギ、ナス、トマトソースが層になったイタリアンテイスト。グリル野菜はそれぞれの存在感を主張するおいしさです。しかも季節野菜のポタージュ付き。体が温まり、栄養たっぷりで元気が充電できました。

旬の野菜がブレンドされた「グリーンスムージー（450円）」もオーダー。

この日はケールとホウレンソウに、バナナと柑橘を加えたフルーティーな味わい。水を使わずなめらかに仕上げられているので、味わいも栄養もリッチ。生野菜やフレッシュフルーツをとる機会が減りがちな時期にこそ、おすすめのドリンクです。

フードやドリンクをカジュアルに楽しめる、居心地のよいお店です。

● スペシャルティコーヒー×桜モチーフのカフェ空間

■桜珈琲

モーニングとスイーツが大人気のカフェ、桜珈琲。モーニングは9種類もあるので、地元ではほぼ毎日訪れる人もいるとか。店名のとおり“桜”がモチーフのインテリア、食器がとてもすてき。和と洋が絶妙にマッチした落ち着いた空間です。

ケーキをオーダーすると、全種類が席に運ばれ選べるスタイル。この迷う時間が幸せの極みです～。

焼き菓子とジェラートが添えられたケーキセット（935円）。

和スイーツなら、どらソフトのドリンクセット（990円）がおすすめです。

上質な豆のみが選定されたスペシャルティコーヒーを自家焙煎で味わう極上タイム。随所にちりばめられた桜モチーフを愛でながら、旅の何気ないひと時が、幸せで満たされます。
自家製パンで作ったサンドイッチや季節のスイーツも、ぜひチェックしてくださいね。

● 気軽なアドベンチャー「ボウケンノモリ NAGAI」

園内で軽快にランニングする人々を見ていると、少し体を動かしたくなったりもします。そんな時にぴったりのアクティビティが長居公園の新名物、ノーハーネスで楽しめる本格的なツリートップアドベンチャー。その名もボウケンノモリ NAGAI。

ここで育っている木や空間をそのまま生かして作られた空中のアスレチックがそびえ立ちます。高いところは6メートルも！どんな景色なんだろう、気持ちよさそう、とワクワク！

補助具なしでできる本格的なピクニックコースに挑戦しました。動きやすい服装や靴であれば大丈夫なので、気軽にトライできます。（1周1,200円／5歳以上、9歳までは保護者と一緒に。※繁忙期は特別価格）　

ボルダリングからスタート！さっそくロープにつかまって横に進もうとすると、あれ？体が重力に持っていかれる……！ イメージしていたより四苦八苦しながらも、腹筋、背筋、握力を総動員して変化に富んだコースをクリアしました。

ハイライトは、ターザン気分でジップラインをビューン！

全身をくまなく使っている感じで気持ちいい！体がほぐれて、いいリフレッシュになりました♪

このほかにも、巨大なトランポリンや、小さな子どもも楽しめる無料のコースも併設されているので、そちらで軽く体を動かすのもおすすめです。

● お土産は見た目も味も“キュン”なスイーツ

帰りに立ち寄りたいのが、公園の出入り口近くにあるスイーツショップconfiteria S（コンフィテリア エーセ）。

フランス菓子をベースにした、味わいもデザインも手が込んだスイーツがラインナップ。キュンとするかわいい商品がいっぱいあります。

ケーキがミニミニサイズなんです。かわいい～。
プティフール（6個入り1,620円～）、１人分は二つ、三つぐらい食べてＯＫかな？
滞在先に持ち帰って、夜のお楽しみにするのもいいですよね。

桜のイラストがすてきなクッキー缶や、好みのフレーバーを選べるサクラサブレはお土産にピッタリ。1年に一度だけ咲き誇る桜のように、わくわくする心や笑顔、誰かを応援する気持ちなどをイメージして作られているスイーツだそうです。

焼き菓子の種類もたくさんあるのですが、お土産に買った中で１番の推しはこれ！ザクザクッとした食感に、チョコレートの深い味わいが広がるブラウニークッキー。帰った後も幸せの余韻が広がりました。

緑豊かなウェルネスな空間で、グルメを味わいつつのんびり過ごす。これが長居公園で味わえる「チル旅」です。また、公園敷地内の長居植物園は「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」を常設しています。18時からはそちらも楽しめますよ。1日ゆっくりと過ごしてくださいね！