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Now! Osaka

大阪・関西万博レポート、感動の1日
モンハンの世界、未来スイーツ、日本の気遣いを体感!
大阪留学生ショーン編 part1

2025.07.04

盛り上がりを見せる大阪・関西万博、もう体験しましたか?

このたび大阪・関西万博を留学生代表として訪れることになったショーンです。ペアを組んで一緒に行くのは同じく留学生のシャイマー。僕はアイルランド出身で、日本に来て6年。今では大阪がすっかりホームになりました。そんな僕にとって、地元で開催される世界規模のイベント「万博」は、ずっと気になっていた特別な存在です。

今回、いくつかのパビリオンを見学する機会をいただき、シャイマーとそれぞれの感想をレポートすることになりました。最初に言っちゃいますが……「大阪・関西万博、絶対に行くべき!」と心からおすすめします!

まだ見たことのない景色に出会えたり、思いがけない発見があったり、さらには異文化との交流までできるのが万博の魅力。まるで世界を旅している感覚になれるんです。僕の万博による想いが、皆さんに少しでも伝われば嬉しいです!

大阪留学生ショーンが体験!大阪・関西万博レポート【part1】

今回の僕のレポートはpart1、part2と2回に分けて報告します。前編は大阪・関西万博への準備と夢洲駅のこと、そして一番行きたかった「モンスターハンター ブリッジ」、優しい植物性油を使用している未来のスイーツである「アーススイーツ」、万博を巡りながら感じた日本の“おもてなし”についてです。

01

さあEXPO2025大阪・関西万博、
Osaka Metro「夢洲駅」からスタート!

Osaka Metro「夢洲駅」

大阪・関西万博の会場は海沿いということもあって、風が強く、横殴りの雨が降ることもあると聞いていたので、準備は万全に。軽くて丈夫なナイロンバッグに、レインコートと帽子、ペットボトル、そして疲れたときのためのキャンディを詰めて、荷物はできるだけコンパクトでいくのがベスト。万博では2万歩は歩くと聞いていたから、足に優しいスニーカーを選び、Tシャツの上にシャツを羽織るという、暑さにも対応できる身軽なスタイルにしてみた。僕が万博に行くと知って、日本人の友人が親身にいろいろ教えてくれたよ。

本当はもっと“ミャクミャクカラー”を意識したコーディネートにしてもよかったけど、今回は“どこでも座れて、すぐに動ける”を優先。結果的に大正解だったと思う!

Osaka Metro「夢洲駅」 Osaka Metro「夢洲駅」の混雑状況

朝8時、シャイマーとOsaka Metro「夢洲駅」で待ち合わせ。聞いてはいたけど、想像以上の人・人・人!「こんなにたくさんの人が万博に向かってるの!?」と驚きつつ、駅員さんたちが大きな声で案内してくれている姿に感動。混雑を少しでもスムーズにしようと頑張ってくれていて、もうこの時点で“万博は始まってる”って感じた。

サイネージに映るミャクミャクを横目に、気分はどんどん高まっていく。東ゲートでは、QRコードでの入場もスムーズに完了。紙のマップも持参していたから、準備万端でいよいよ万博体験の幕開けだ!

Osaka Metro「夢洲駅」

02

今回の僕の一番の目玉、
モンスターハンター ブリッジ

朝イチで「モンスターハンター ブリッジ」に入場できるなんて、もう幸せすぎる!「モンスターハンター」(モンハン)の世界を体感できるこのコンテンツは、大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンへ出展のために開発された世界でここでしか体験できない特別なコンテンツ。大人気で、ずっと楽しみにしていたんだ。

モンスターハンター ブリッジ周辺のアイルーやモンスターのオブジェ

大阪ヘルスケアパビリオンの「XD HALL」に向かうと、まず目に飛び込んできたのは、あの“アイルー”の立体オブジェ。いや、立体になるとこんなに可愛いの!?と、思わず撮影タイム。よく見ると足元にはアイルーの足跡が続いていて、それをたどっていくと……現れたのはモンスター“リオレウス”!

墨絵風の演出がクールで、ここから一気に世界観に引き込まれていく。そしてさらに、超大型のリオレウス、ラギアクルス、ラージャンの立体オブジェが登場!テンション爆上がりで、もちろん記念撮影。

「モンスターハンター ブリッジ」ストラップ付きのインビテーションカード

体験者の受付では、嬉しいことに体験記念になるストラップ付きのインビテーションカードをもらって首にかけ、ロッカーに荷物を預けることに。スマホはもちろん、シャイマーは指輪やアクセサリーも外していた。なるほど、ARデバイスを頭に装着するし、動きも激しくなるから、安全のためなんだなと納得。準備を整えて、いざ待機所へ。

「モンスターハンター ブリッジ」ARデバイス装着

そして、ついに案内が。5人ずつ5列に並び、ARデバイスが一人ひとりに手渡される。重いのかな?と思ったけど、意外と軽くて驚き。後頭部のネジでフィット感を調整しながら、視界に映るAR映像を確認。装着感も良好で、僕にとってはこれが初めてのAR体験。

「モンスターハンター ブリッジ」体験の様子

AR枠内に見える自分の手が白く光る枠で表示されていて、それが自分の動きと連動しているのが不思議で、もうここから別世界に入ったように感じてしまう。

「モンスターハンター ブリッジ」体験の様子

そして、アイルーとの冒険がスタート!
360度に広がるスクリーンに、現実と見間違うほどの美しい景色。上を見ても下を見ても、視界が追いつかないほどの臨場感。風、光、音、そして地面の振動まで連動していて、モンスターが動くたびに本当にその場にいるような感覚。つい叫び声が出て、手も頭も全力で動かしていた。気づけば、あっという間の約11分。興奮が冷めない!

詳しくは言えないけど、最後には大阪・関西万博ならではの“とある演出”があって、笑いと感動が同時に押し寄せてきた。これは万博期間中しか体験できない、まさに“今だけ”の特別なコンテンツ!

「モンスターハンター ブリッジ」周辺のオブジェ

モンハンファンはもちろん、知らない人でも楽しめるのがこのパビリオンのすごいところ。シャイマーはモンハン未経験だったけど、リアルなエンタメ体験に大興奮していた。現実じゃないのに、現実のように感じるこの技術のすごさ。仮想世界がここまで来たんだって、感動すら覚えた。みんなにもこの新鮮な体験をぜひ味わってほしい!

「モンスターハンター ブリッジ」、予約は確かに難しいけど、受付(応募するチャンス)はちゃんとあるので、あきらめずにチャレンジしてみて。これは間違いなく、自慢できる体験になるよ!

モンスターハンター ブリッジの基本情報

開発:株式会社カプコン
場所:大阪・関西万博 会場内 大阪ヘルスケアパビリオン内のXD HALL
テーマ:夢と現実が、ひとつになる。
体験:360度シアター、イマーシブサウンド、床振動、ARデバイスを組み合わせた没入型体験
対象年齢:7歳未満は利用不可、7歳以上12歳以下は保護者同伴が必要
所要時間:受付から体験終了まで約30分
体験するために必要なもの:https://www.capcom-games.com/mh-bridge/ja-jp/for-reservation/ 
チケットの予約・抽選の詳細:https://www.expo2025.or.jp/tickets-index/reservation/ 
当日予約枠の開放時間:
●9時~
●12時30分~
●16時30分~
※時間帯については、前後することがありますので、ご了承ください。

03

休憩にピッタリの「Earth Sweets」で
未来のスイーツを実食!

「Earth Sweets」のブラックモンブラン、きな粉と黒蜜のパフェ、チュロドッグ

休憩では、未来型スイーツを体験したいって決めていたんだ。万博会場の真ん中で緑が広がり、癒やしの空間になっている“静けさの森”のミライ食堂近くの「Earth Sweets」へ。日本と世界の食文化を融合させた、新感覚のスイーツメニューがあるらしい。シャイマーはビーガンだから、動物性油は一切NGなんだよね。

「Earth Sweets」のミャクミャクっぽい米粉チュロス ストロベリー味

目に飛び込んできたのは、グルテンフリーの米粉チュロス!やっぱりミャクミャク型のを写真に撮りたくて、即ゲット。小腹も空いてたから、チュロドッグも追加。普通のチュロスより油っぽくなくて、モチモチしてて美味しい!

「EARTH SWEET」のブラックモンブラン、きな粉と黒蜜のパフェ

シャイマーは、きな粉と黒蜜のパフェを選んでた。植物性アイスが原材料だから、安心して食べられるって喜んでたよ。あまりに美味しそうに食べるから、僕もついブラックモンブランを追加。これ、コンビニで売ってるブラックモンブランとは違って、なるべく植物性素材で再現されたアイス(一部は動物性の乳を利用)なんだ。まさに地球にやさしい未来型スイーツ!

お店の人が、楽しそうに写真を撮ってる僕たちを見て、なんと!こんなに大きなブラックモンブランを出してくれたよ。笑

「Earth Sweets」の外観

Earth Sweets PRESENTED BY TAKESHITA SEIKAの基本情報

提供事業者:竹下製菓
場所:大阪・関西万博 会場内 静けさの森 未来食堂 E-103
メニューの特徴:環境に配慮した原材料と製法を採用し、国産米粉のグルテンフリーチュロスや、植物性100%のプラントベースアイスなど、フードロスや温暖化ガス削減に貢献する未来の食を提供しています。
営業時間:9:00~21:00
座席数:43席
予約受付:不要
テイクアウト:可能
離乳食・介護食の持ち込み:可能
提供時間目安:約5分~15分
※提供時間は目安です。天候や混雑状況によって変動します。

04

こんなところにも気遣いが。
給水スポットにデザイナーズトイレ

大阪・関西万博 会場内

午前中は興奮していたこともあって足も元気だったけど、だんだんと日差しが強くなってくると、さすがに疲れが出てくる。無理をせず、水分をこまめにとることが大事。

大阪・関西万博 会場内 無料給水スポット

この暑さで無料給水スポットも混雑していたけど、万博内には32か所の給水スポットがあるから、見つけるたびにペットボトルに冷たい水を足すようにしていたよ。

大阪・関西万博 会場内 デザイナーズトイレ

あと、トイレのこと。どうしても並んでいるトイレに入りそうになるんだけど、実はそんなに距離が離れていない場所にもトイレがあるんだよね。万博内のどこからでも徒歩5分以内にトイレがあるらしい。
デザイナーズトイレが素敵って聞いていたから、探して入ってみるのも楽しいよね。僕は今回、はじめてオールジェンダートイレに入ってみたよ。

日本のトイレって、海外から来た人にとっては清潔で快適。僕は駅のトイレなどに音を消すための装置が付いていて“恥じらい”を重んじる日本の文化や技術に本当に感心した。万博のトイレも、どこもとても清潔で気持ちいい。世界が日本を称賛する理由が、ここでもよくわかるよ。

紹介したスポット

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)

[アクセス] Osaka Metro中央線 夢州駅すぐ
[営業時間] 2025年4月13日(日)〜10月13日(月)/ 184日間