江戸時代へタイムスリップ?!
大阪くらしの今昔館で昔の暮らし体験
2024.06.14
Written by: Bie(ビー)
● 「大阪の住まいの文化・歴史」をテーマにした日本初の専門ミュージアム
สวัสดี!タイから来たBie(ビー)です。
日本を何度も訪れるうちにすっかり日本にハマってしまいました♪旅行するのが大好きで、日本国内をあちこち巡っているけど、中でも大阪は街全体が見どころ満載で何度訪れてもワクワクが止まりません。
今回はOsaka Metro天神橋筋六丁目駅からすぐのところにある、「大阪くらしの今昔館」に行ってきました!
駅の3号出口から、案内に沿って進んでいき、4番のエレベーターに乗って入り口のある8階まで上がっていきます。(※4番エレベーターでしか8階に行けないので注意してね。)
8階の案内カウンター横には、荷物が無料で預けられるコインロッカーがあるよ!荷物を預けて手ぶらで観光できるのは旅行者には嬉しいね。鍵をかけるときに100円玉が必要だから、小銭を持ってきてね。(※100円は荷物を取り出すときに戻ってくるよ!)
8階がミュージアムの入り口で、中に入ったら10階までエスカレーターで上がり9、8階と下に降りながら見学するスタイル。中がどんな感じになっているのかワクワクしながら入館!
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● 多言語サービスも充実していて安心♪
入り口のラックに日本語・英語・韓国語・中国語(繁体・簡体)のパンフレットを発見しました!施設の地図があって、どこに行けば何があるかすぐ分かるから助かる~。さてさて、どこから見て回ろうかしら?
館内のルールについても、アイコンで表示してくれているから外国人観光客の方も一目でわかるっていいね!
9階には、日本語・英語・韓国語・中国語(繁体・簡体)の音声ガイドサービス(100円)もありました。より詳しく大阪のくらしの歴史や文化を知りたい人はぜひ活用してみてね!
● いざ200年前の大坂のまちにタイムスリップ!
わお!一歩踏み込むと現代の大都会からは想像ができない別世界が現れました。これホントにOSAKA??
約200年前の大坂の街が再現された「大坂町三丁目」が展示されていて、歩きながら大坂の暮らしを体験することができます♪当時の大坂の町並みが実物大で復元されているので、リアル感たっぷり。
まるで昔の大坂にタイムスリップしたかのような感覚。江戸時代の風情ある空間はどこで写真をとってもレトロフォトジェニックになるなぁ。
当時の大坂商人の暮らしぶりが良くわかる展示がたくさん。
町通りには、風呂屋に人形屋、本屋に薬屋、着物屋、輸入品のお店など、大坂商人文化がわかるお店が並んでいます!現代でいう天神橋筋商店街的なところなのかな?
路地の方には、住居の展示もあって、台所や裏長屋、貸家があったよ!昔の大坂人はこんな暮らしをしてたんだと思うとなんだか不思議な気持ちになります。
日常生活で使っていた小物もたくさんあって、一体何に使う道具なのか?予想するのも楽しく、細部へのこだわりが感じられました。
ちなみに、各展示には英語で説明文が書かれた用紙も置いてありました。雰囲気だけじゃなく、当時どんなふうに使われたお部屋なのかまで、しっかりと理解してもらおうという思いが伝わります。
色んなお店が展示されているけど、中でも私のお気に入りは人形屋さんです。
干支の人形や張り子が置いてあって、かわいかった♡(張り子とは、木や竹組みの上に紙を何枚も張り重ねて作った日本の伝統工物品です。)日本らしくてカラフルな人形がたくさん展示されているので、ついつい魅入ってしまいます。
そして、人形屋さんの前には江戸時代の子供たちが遊んでいたおもちゃも置いてありましたよ!私も挑戦してみましたが、意外と難しくって苦戦~笑
このおもちゃは「すりこぎトンボ」っていって、ギザギザがついた部分を棒でこすると、先端についているプロペラがぐるぐると回転するの。初めてやったけどなかなかプロペラが回らず、周りの人が応援してくれたよ(笑)回せた瞬間は嬉しかったぁ!どんな仕組みで回っているのか不思議なおもちゃでした。
このほかにも、お手玉やコマ、向きを変えると棒先にある絵柄が変わる「パタパタ」など、日本の珍しいおもちゃがいくつもあって、子供たちとも一緒に楽しめそう!私の母国タイは神秘の国って言われるけど、昔の日本のおもちゃや人形にも神秘を感じるわ。
こちらの、風呂屋シアターでは、江戸時代の大坂町人の出世物語が上映されていたよ!
日本語だけでなく、英語・韓国語・中国語(繁体字・簡体字)の字幕が入っています。ただの説明だけじゃなく、ストーリー形式でわかりやすく大坂の庶民のくらしを話してくれるの。クスクスっと笑えるようなシーンもあって、面白かったよ!
シアターは20分間に1回上映されるから、自分の好きなタイミングで見に行ってみてね♪
● 音や照明の効果で体験するノスタルジックな大阪のくらし
この街並みを歩いて感動したのが、時間の流れによる風景。朝になったり、夜になったり、音や照明などの演出を駆使して、一日の時間の移り変わりも体験できるようになってるの!
耳を澄ますと、朝はにわとりの鳴き声。夕方には犬の遠吠えや雨、雷の音。夜は鈴虫の鳴き声など。当時の大阪で聞こえていた町の音が聞こえてくる♪昔は自動車や電車もないから、こんな風に自然の音や生き物の声を身近に感じたんだろうなー。のんびりとした雰囲気に癒されちゃうね。
天井のシアターにも、雨上がりに虹が出たり、夜に満月が出ていたり、耳や目を通して、古き良き大坂を五感で感じることができます。
私のお気に入りは夜の「大坂町」。照明が濃い紫色になり、優しいオレンジ色の提灯が日本独特の和の雰囲気を放っていて、とてもきれいでした。
ほかにも建物のエイジングなど細部にこだわって作られているから、「コレ、何~?!」っていう発見があるよ。江戸の人とともに暮らしていた動物たちがいるのにもほっこりです♡
路地には、ワンちゃんが!名前が「てん」に「ろく」。なるほど、天六(今昔館のあるところ)ね。笑
● 昔の大阪の街が一望できるパノラマ遊覧
8階では明治の文明開化から大正・昭和と、時代ごとの大阪情景を精巧な模型で再現しています。
ミニチュア模型を少し腰を低くして同じ目線から街をみると、ものすごくリアリティがあって、当時の暮らしをより想像できる。「あっ、見てみて、男の子がこけちゃってる!」笑
小さなパノラマの世界なのに躍動感を感じます!
サッカーをしている子供たちや、急いで学校に向かう学生さん、道案内をしているおじさんに飲み会中のパパたちなど、現代人と通ずる場面も垣間見えるので、なんだか親近感を感じるな~。
物語形式で時代の移り変わりを知れる、天神祭の様子がわかるなど、いろんな種類の再現模型があったんだけど、私は大好きな通天閣のパノラマ風景を見たときにすごくテンションが上がっちゃいました!
知っている街が小さなパノラマになって見られるのは不思議な感覚です!今の通天閣にも昔の通天閣の面影がちゃんと残ってて、なんだか歴史を感じるな。
● 室内なので雨の日の大阪観光にも最適
大阪くらしの今昔館は室内のミュージアムだから、雨の日でも大阪観光を存分に楽しめるのも嬉しいポイント☆
紹介した常設の展示のほかにも、大阪くらしの今昔館では期間ごとに企画展やワークショップ、イベントもやっているから事前に調べていくとより深い体験ができるはず♪
大阪の住まいと暮らしの文化体験が気軽にできて、インスタ映えする写真もたくさん撮れる「大阪くらしの今昔館」。みんなも大阪に遊びに来た時はぜひ行ってみてね!
※掲載情報は2023年3月3日のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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紹介したスポット
大阪くらしの今昔館
[アクセス] 谷町線・堺筋線「天神橋筋六丁目駅」3号出口すぐ
[営業時間] 10:00~17:00(入館は16:30まで)
[定休日] 火曜日、年末年始
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