落語家と行く なにわ探検クルーズで大阪観光

大阪市内をぐるっと一周!
「落語家と行く なにわ探検クルーズ」を体験♪

2022.04.08

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Written by: Nulek(ヌレック)

● なんばエリアの湊町船着場から乗船

สวัสดี!
こんにちは!タイから来たNulekです。日本語を勉強するために日本に来てもう5年。
大阪って大都会だけど、街中にはたくさんの運河や川があること知っていましたか?その川を船で巡るクルーズ船がたくさんあって、大阪観光の定番になっているよ。
今日は一本松海運が運航している「落語家と行く なにわ探検クルーズ」に参加してみました。
落語家さんの案内は、まだまだ日本語勉強中の私には難しいのかなぁ。でも水上からの大阪観光はとっても楽しそうだわ。わくわく♪

なにわ探検クルーズは2種類のコースがあって、今日参加する「川の環状線コース」の乗り場は、難波エリアの湊町船着場(湊町リバープレイス北側)。
Osaka Metro四つ橋線・なんば駅から徒歩3分と、とっても便利な立地なの。
もう一つの「川のゆめ咲線コース」は、ユニバーサルシティポートからの乗船となっています。

乗船料金は、大人3,000円、学生2,000円、小学生以下のこどもは無料!事前予約制なのでWEBサイトや電話で申し込みを済ませておいてね。
クルーズするのはこの船!なんだか潜水艦に潜り込むみたいでドキドキするわ。

この日はあいにくの雨で残念…。でも、このクルーズ船「ほたる号」はガラス張りの屋根で、雨に濡れることなくクルーズを楽しめるのが嬉しい。そして晴れの日は天井が後方にスライドして、フルオープンになるのは気持ち良さそうだわ。左右の窓も大きく木目調の明るい船内にテーブルと背もたれ付きのいすが並んでいて、ゆっくりと過ごせそう。

定員40人の船内に、たくさんのお客さんが乗り込んでいよいよ出発です。いってきま~す!

● 軽快な落語家さんの語りに合わせてクルージング

さぁ、今日の落語家、桂華紋さんの登場!皆さんの大きな拍手で迎えます。高座やラジオで活躍中の若手の落語家さん。着物姿がとっても素敵だわ!
軽やかな語り口でお客さんをひきつけ、船内がすぐにアットホームな雰囲気に。

川の環状線コースは、道頓堀川を西に進み、木津川、堂島川、東横堀川から道頓堀川へ。
大阪市内の中心地をぐる~っと1周90分の船旅です。

最初のポイントの道頓堀川水門ですが、雨でこんな感じ…。

晴れならこんな感じ。
この水門は潮位の変化による水位の変化を調節したり、高潮を防いで水質浄化をしたりするそう。
水位が変わってゲートが開き、水門をくぐることができました。

そして、水門の向こうは尻無川と木津川の合流地点。そこを木津川へ進んで行くと京セラドームが見えてきた!京セラドームってUFOみたいなおもしろい形だなぁ。

このあたりは川沿いにカラフルな絵が描かれていて、アーティスティックな雰囲気。

木津川のつきあたりにくると頭上に高速道路が通っていて雰囲気が変わります。

大阪港につながる安治川との合流地点には、魚や野菜、お肉などの卸売りが行われる「大阪市中央卸売市場」があります。

晴れの日だとこんな感じ。クルーザーが停泊していて、ちょっと海っぽい雰囲気。

● 歴史的建造物やビルが並ぶ中之島エリアへ

堂島川に入ると雰囲気がガラッと変わって、高層マンションやおしゃれなビルが並ぶ、中之島エリアに突入。対岸には大阪国際会議場やリーガロイヤルホテルなどが見えます。

そして、御堂筋にかかる大江橋が一番の盛り上がりポイント!
橋の下の高さが3メートル台で、船が通るのがギリギリ!真ん中の一番高いところをうまく通らないとこすっちゃうんだって。

でもこの船は大丈夫!!
潜水艦と同じ機能を備えていて、船底の大きなタンクに40トンの水を入れることができるの。水の重さで客室が1メートルくらい水面から沈むことによって、船高を低くして低い橋もくぐることができるんだって。
この写真の後ろの白いところが元々の窓枠。低くなる時は座席から見ると窓枠が上がったみたいに見えるけど、実は客室が沈んでいるんです。

いよいよ大江橋をくぐりますよ!船内のBGMも危機が迫る感じを演出(笑)

うわっ!ほんとギリギリ!
スリル満点です。

大江橋を抜けると右手には大阪市中央公会堂が。レトロな外観が素敵だわ。

左手には阪神高速の高架が続きます。

2020年7月にオープンした「こども本の森 中之島」のグリーンアップルが見えてきました。
有名な建築家・安藤忠雄氏による、とても素敵な子供のための図書館です。今はまだ予約制でなかなか行くチャンスがないけど、一度行ってみたいな。

● 桜シーズンは水上からお花見も楽しめる

天神橋が近づくと川沿いに桜並木が見えてきました。(3月1日撮影)

桜の季節になるとこんな雰囲気で素敵。

期間限定「桜スペシャルクルーズ」は、通常のコースに桜の名所・造幣局辺りまでの桜宮橋までをプラスして川沿いの桜を思いっきり楽しむことができるんです。今年は4月1日~10日まで。

こんな感じで両岸の桜を川から楽しめるなんてなんて贅沢!

来年のお花見はこのクルーズで計画してみてはいかがでしょう。
今から来年の桜が楽しみです。

旋回して中之島公園の剣先公園が正面に見えてきました。

八軒家浜船着場前を通り、船は東横堀川に入ります。

東横堀川に入ると、川幅も少し狭くなります。
この川は大阪城の堀で、埋められたり、また掘り出されたりした歴史のある運河だそう。

ここにもまた水門が。放水によって水門の位置を知らせてくれます。そこにウイ~ンと川底から壁がせりあがってきますよ。すごい!

華紋さんも場所にまつわるいろんな話をしてくれます。ここでは運河クイズでした。

● 最後はにぎやかな道頓堀

いよいよ道頓堀川

言わずと知れた大阪観光の中心地。写真に撮りたいものがいっぱいです。

ところが今日は雨。
こんな感じになっちゃいました。晴れて天井が開いていたら、ばっちり見えるでしょうね。

ドン・キホーテの観覧車!こんな感じで迫力満点。

これは有名なあれ。なんだかわかりますか?

正解はグリコサイン!!川からのアングルだとさらに大きく見えるね。

90分の楽しい船の旅も終わり。
華紋さんのトークにすっかり打ち解けてたくさん笑わせてもらって、大人気です。
実はこれは皆さんに写真撮らないの?と華紋さんからのアピールあっての光景です(笑)
シャッターチャンスを逃さずに!

日本語を勉強中の私でもとっても楽しかったわ。桂華紋さん、ためになる話から小ネタまで、楽しいお話ありがとうございました。
日本語がわからない外国人でも、川から大阪の風景を眺めるクルーズとして満喫できると思います。

この日のお天気は残念でしたが、それでも川から見た大阪の街を堪能できました。
ほかにも道頓堀を周遊する「とんぼりリバークルーズ」やジャズの演奏を聴きながら道頓堀をめぐる「とんぼりリバージャズボート」、中之島西エリアを周遊する「中之島リバークルーズ」などたくさんのクルーズがあります。

夕暮れや夜景の時間帯を選べば、また違った大阪の絶景が楽しめます。
現在はコロナの影響で運休しているものもありますが、再開したら、大阪観光の計画にぜひ加えてみてください。

■落語家と行く なにわ探検クルーズ
[運航ダイヤ]
【川の環状線コース(湊町船着場発~湊町船着場着)】
12:00便、14:00便、16:00便(土・日・祝)、
19:00便(4月~11月の金・土)
【川のゆめ咲線コース(ユニバーサルシティポート発~湊町船着場着)】
10:00便
※詳しくは公式サイトをご確認ください。
[WEBサイト] http://www.ipponmatsu.co.jp/

紹介したスポット

湊町船着場

[アクセス] 「なんば駅」26-C出口から徒歩約3分

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