大阪市立自然史博物館の恐竜の骨格標本

ドキドキ♪恐竜に昆虫、植物まで?!
大阪市立自然史博物館へ行こう!

2021.04.09

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Written by: Shino(Shino)

● 長居公園の中にある「大阪市立自然史博物館」

大阪人の憩いの場所、長居公園はOsaka Metro「なんば駅」から20分ほどで行ける大きくて美しい公園。
その公園内にある「大阪市立自然史博物館」を知っていますか?
恐竜の化石をはじめとする珍しい生きものたちがたくさんいて、子供だけでなく、大人も興味のわく人気の観光スポットです。大阪の子供たちは、遠足のド定番ですね!

Osaka Metroに乗って早速行ってみましょう。最寄り駅の「長居駅」から長居公園内を東へ進むこと9分ほどで到着。
ど~んと入口には、存在感抜群の大きな骨格標本!! これは哺乳類で一番大きいと言われる鯨。鯨の中でも一番大きいナガスクジラは横長に19mも!真下から見上げると大きさがよくわかります。
このナガスクジラは大阪の南である堺泉北港に流れ着いた一体から作られたそう。大阪の海もこんなでっかいクジラが暮らす大海とつながってると実感。

中に入ると、これまた迫力あるナウマンゾウがお出迎え。大阪の地下の地層で、このナウマンゾウの足跡や歯の化石が見つかったそう。私たちが暮らしている、この大阪の地にこんなでっかい生き物がいたなんて驚きです。

展示物の下にあるキッズパネルの二次元コードを読み取ると子供向けの解説にアクセスできます。
学芸員さんの解説YouTubeもあるので、解説を聞くとより展示が楽しめますね。

このナウマンホールに無料のコインロッカーがあります。
身軽になって、さあ順路を進みましょう!

※【閲覧注意】一部、Gなど昆虫の標本を撮影した写真があります。苦手な方はお気を付けください。

● 恐竜に昆虫、植物まで。5つの常設展示エリア

第1展示室のテーマは「身近な自然」。
これは港で見つかる外来生物の展示。輸入木材に紛れて虫だけでなく、サソリやトカゲも見つかるんだって。そうやって、海を渡ってくるのね。知らなかった~

博物館で一番インパクト大なのがこれっ!これまたでっかい😂
この世界で一番嫌われている昆虫はちょっと~(;’∀’)


きゃ~きゃ~言いながらも子供に大人気です。待ち受けにしないでね…。(笑)

村の自然の展示。竹林や雑木林も人が生活のために作ったものなんですね~。

縄文時代の大阪の人たちが食べていたものも遺跡からわかります。獣を狩ったり魚を獲ったり、大阪に豊かな自然があった証拠ですね。

第2展示室のテーマは「地球と生命の歴史」。今回の一番の目的である恐竜の展示です。うわ~っ!大きな骨格標本がこんなにたくさんあって、見ごたえある!!

大きいなあ!見上げる恐竜はすごい迫力。
パソコン画面や本ではわからないサイズ感を体で感じられるのが、博物館のすばらしいところです。
こんなでっかい生き物に遭遇したらどうする?本当にこんな生き物がうようよいたなんて信じられないよね。

こちらは大型の恐竜、アパトサウルスの足跡。子供がすっぽり入る大きさ。
恐竜の大きさを体感できました。

触れる展示もいくつかあります。
アンモナイトの化石は触るとすべすべ。本当に石みたいになっちゃうんですね。

この手前の2体はデスモスチルスの骨格標本。同じ生き物なのに腕のつき方など、ちょっと違います。
これは向かって左が現在にいる近い生き物を参考にした古い復元で、右が骨を解剖学的に分析した新しい復元なんだそうです。研究が進むと生き物のかたちまで変わっていくのですね。おもしろい。

地球誕生からの年表に沿った展示など、大人もしっかりお勉強になる充実した展示でした。

第3展示室のテーマは「生命の進化」。
ここでは現在も生息する、小さな虫からこんな大きなクジラまで、生命の多様性を見ることができます。

食べたり食べられたりしている生き物たちの生き残り戦略を楽しく学べます。

壁一面にこんなきれいな昆虫たち。
ほんといろんなデザインがあるもんだなぁと感心!

サルから人間へ。進化していってるよ~

第4展示室は「自然のめぐみ」がテーマ。
食べられる植物のルーツなどが紹介されています。

でも、やっぱり一番目を引くのがでっかいフンコロガシ。
でっかい虫はとにかく子供受けしますね。子供が大好きなウンチですし(笑)

第5展示室のテーマは「生き物のくらし」。
死骸や糞を分解する微生物のこと、花が虫に蜜を供給して花粉を運ばせることなど、生き物はつながりあって生きているのだと教えてくれます。

男の子たちはこのピンボールゲームに夢中でした。
お勉強よりお遊びがいいのね…

● お土産が買えるミュージアムショップも

おもしろいグッズやお土産が買えるショップもありますよ。
子供が飛びつくおもちゃから大人向けの洒落たデザインのものまで。展示を見た後のお買い物も楽しいです。

いろいろ見ごたえのある展示に夢中になって、気が付いたらあっという間に2時間が過ぎていました。
結構な距離を歩き回ったので、足はパンパン!歩きやすい靴で行くことをおすすめします(笑)
館内には喫茶コーナーもあるので、ランチや休憩をはさんで、ゆっくりと一日楽しむこともできるね!

また気になるコロナ感染対策も万全!広いので密になることもなく、展示のガラスや触れる展示物も職員の方がこまめに消毒されていました。

こんなに充実した展示をみて楽しめるのに、中学生以下の子供は入館料無料。大人も300円とリーズナブル。
これからの暖かい季節は自然史博物館を楽しんだ後、公園でピクニックとかもいいですね。
大人も子供も大満足の大阪市立自然史博物館、ぜひ訪れてみてください。

紹介したスポット

大阪市立自然史博物館

[アクセス] 「長居駅」3号出口から徒歩約9分
[営業時間] 3~10月 9:30~17:00(最終入場は16:30)
11~2月 9:30~16:30(最終入場は16:00)
[定休日] 月曜日(休日の場合は翌日)、12月28日~1月4日

M26

長居