大阪市内でおすすめのウォールアート巡り

1日乗車券 エンジョイエコカード利用!
大阪ウォールアート編

2022.07.01

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Written by: Nulek(ヌレック)

● 定番!アートの街「北加賀屋」

สวัสดี!
タイから来たNulekです。
大阪は美術館やギャラリーはもちろん、建物やストリートなどところどころに芸術が溢れていて、街がさらに洗練されて見えます。今日はOsaka Metroに乗って、街中のウォールアートを紹介していきます。いろんな場所を巡るので、こんな時はOsaka Metroの1日乗車券「エンジョイエコカード」が便利。平日820円、土日祝は620円でOsaka Metroが乗り放題。駅の券売機で簡単に買えますよ。

最初はアートの街として有名な北加賀屋へ。元々造船の町だったため、工場と古い住宅が並ぶエリア。Osaka Metro「北加賀屋駅」の周辺にウォールアートなどが点在しています。
ここでとっても役立つのがこのアートマップ「北加賀屋CHAOS」。北加賀屋駅やお店などで配布していますが、このURLからもダウンロードできます。アート作品の場所がわかるだけでなく、アートスペースやおしゃれなお店の情報もたっぷり載っているので、ぜひ手に入れてくださいね。
URL
https://chishima-foundation.com/wp/wp-content/uploads/2021/07/chaosmap2022.pdf

飲食店の情報も位置がわかりやすくて便利!どこにしようか迷っちゃうね。
さぁ、北加賀屋ウォールアート巡りをはじめよう!
工場が立ち並ぶ中、いきなり迫力満点の大きなウォールアートが!建物いっぱいに描かれたこの作品はイギリスのアーティストBen Eine(ベン・アイン)氏が手がけた壁。全体を撮ろうと思ったら、広角レンズが必要ですね。

隣には捕らえられたヒーロー達が。工場の壁に描かれているのがリアル。

隣家を解体し、駐車場にしたことで現れた家の壁に描かれた男の子。「どの車で遊ぼうかなぁ~?」と駐車場に停まっている車を選んでいるところなんだって。駐車している車もアートの一部になるのが面白い!

道沿いの約100メートルの長~い壁には仲良く並んだカラフルな宇宙人たちが。「b. friends on the wall」はギリシャ人のアーティストのb.氏の作品。なんだかハッピーな気分になる壁です。

こちらは北加賀屋にアトリエを構える、大阪を代表するストリートアーティストMASAGON氏による最新作です。波打つ壁に、ポップでカラフルな色使いがかわいい♡

ウォールアートばかりかと思ったら、足元にはこんなにかわいいマンホールが。北加賀屋は11月に開催する「すみのえアート・ビート」というイベントも有名。そこに例年登場する世界を旅する巨大なアヒルのアート作品「ラバー・ダッグ」が大阪を象徴する水と桜に囲まれて、愛らしく描かれています。

こちらのカフェの壁面に描かれたのは・・・?

名画モナ・リザに大胆に落書きしている女の子。きれいなピンクのパターンが写真映えしますよね~。

見て!消火栓が2体のロボットの目になってる。

● おしゃれカフェ&ギャラリー「千鳥文化」でランチ♪

いっぱい歩いてお腹が空いたので、北加賀屋CHAOSで見つけた「千鳥文化」に行ってみました。築60年の文化住宅をリノベーションして作られたおしゃれな空間には、カフェやお店、ギャラリーなどが入っています。早速カフェにお邪魔しました。

ゆったりとした空間でのんびりお料理がでてくるのを待ってると・・・。
じゃ~ん!めっちゃおいしそうでしょ?

この生ハムとモッツァレラチーズのダッチパンケーキが絶品!!ダッチパンケーキってなんだ?と思ってオーダーしたのですが、こんなにおいしいなんて!
じっくり時間をかけて焼かれた卵たっぷりの生地はふわふわで表面はパリッ。プリンやフレンチトーストのような食感でしっかり卵の存在感。生ハムの塩気とメープルシロップの甘味が絶妙にマッチしています。一見でっかいな~って思ったけど、ペロリと完食しちゃいました。これは絶対食べてみるべし。おすすめです。

食後は2階のギャラリーを見て回りました。文化住宅の名残が残る部屋には国内外で活躍するアーティスト・金氏徹平氏のアートが。

とっても興味深くておもしろい建物でした。

borutanext5の展覧会風景(会場:千鳥文化ホール)

北加賀屋は古い街並みとアートが融合した街。
新しいものがどんどん生み出されている中に、懐かしい雰囲気もあって本当に素敵なところでした。アートを楽しみにまた遊びに来たいな~♪

● 聖地「アメリカ村」&新スポット「船場ミューラルパーク」

Osaka Metroに乗って、四つ橋線「四ツ橋駅」へ。若者が集まるアメリカ村を歩くと、いたるところでシャッターに描かれたアートに出合います。

こちらはアメリカ村のシンボル壁画としてとても有名な壁画。
イラストレーター・黒田征太郎氏と長友啓典氏による「PEACE ON EARTH(ピース・オン・アース)」。
「世界に平和を」というメッセージが飛び立とうとする鳥と共に描かれています。いかにもアメ村らしい色彩と迫力で描かれていますね。1983年からある作品で、まさに大阪のストリートアートの聖地ともいえます。

次は四つ橋線「四ツ橋駅」から「本町駅」に着いたら、中央線に乗り換えて「堺筋本町駅」へ。問屋が立ち並ぶ船場センタービルの3号館と4号館の間の地下連絡通路に、2020年、船場ミューラルプロジェクトによって作られたアート空間が登場。その名も「船場ミューラルパーク」。

地下道に降りる階段の両側にこんな美しいアートが。こちらはYuhei Takahata氏の作品。

魅力的なこの女性はユニットTHRREEの作品。見つめられてドキッとしますね。

ポップな豊臣秀吉はBAKIBAKI氏の作品。

壁のデザインが美しいので映え写真もばっちり。

階段もかっこいいでしょ?

hitch氏と書道家万美氏のコラボ。流れるような書が美しいです。

通路にはテーブルが用意されていて、階段あがったとこにはコンビニもあります。お茶でも飲んでゆっくりしながらアートを楽しめますよ。ショッピングの合間にちょっとアート鑑賞、なんていいですね。
※アルコール類は持ち込み禁止です。

● 淀川区の壁画プロジェクト「淀壁」

次は「本町駅」から御堂筋線で「西中島南方駅」へ。実は、前からMetroの車窓から淀川沿いに見えるウォールアートが気になっていました。
これは「淀壁」という淀川区に壁画を増やしていくプロジェクトの中の作品の1つ。BAKIBAKI氏とMON氏のアーティストユニット「DOPPEL」による、岡本太郎をモチーフにした芸術が爆発しまくった作品。住宅街の細い路地を進むと突然現れるアート。淀川の堤防の草花との対比もなんかいい感じ。

淀川区在住アーティスト、LANP氏の作品。
気持ちいい夏の夕暮れの風景が淀川通り沿いに広がります。

こちらはすぐ隣のborutanext5氏よるウォールアート。犬かな?なんだかわかんないけどかわいいキャラクターがいっぱい。ポップでほっこりするアートです。

そしてこちらがこのプロジェクト発起人のBAKIBAKI氏によって描かれたナイチンゲール。コロナ禍における医療従事者の方々への感謝をこめた作品です。

凛々しくも優しいナイチンゲールが大阪の街を見守ってるようです。

ほかにも淀川区にウォールアートが点在しています。ちょっと離れたとこにもあるので、じっくり時間をかけて回りたいですね。これからどんどん増えていく予定みたいです。ぜひ公式サイトのマップをチェックしてください。

1日かけてウォールアートを探し回ることで、素晴らしい芸術に触れるのはもちろん、大阪の街の知らなかった魅力を知れて、とっても楽しかったです。
自宅からエンジョイエコカードを使って、この行程で行くと私は350円も安くなったよ。あちこち回るなら断然お得だね。

大阪にはまだまだアートスポットがたくさん。みなさんもぜひ、街角にあるアートを探して大阪散策をしてみてください。

紹介したスポット

北加賀屋ウォールアート

[アクセス] 「北加賀屋駅」下車

千鳥文化

[アクセス] 「北加賀屋駅」4号出口から徒歩約3分
[営業時間] 店舗により異なる

PEACE ON EARTH

[アクセス] 「四ツ橋駅」5号出口から徒歩約4分
「心斎橋駅」7号出口から徒歩約4分

船場ミューラルパーク

[アクセス] 「堺筋本町駅」西北・西南改札から徒歩約2分
「本町駅」10号出口から徒歩約4分

淀壁

[アクセス] 「西中島南方駅」下車

Y20

北加賀屋

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四ツ橋

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心斎橋

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心斎橋

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堺筋本町

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堺筋本町

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本町

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本町

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本町

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西中島南方